top of page

土台について

基礎工事が完了した次は基礎に土台となる木材を設置していきます。その土台に使用されるす種類の木材の特徴をここではご紹介させていただきます。

土台とは

現在の在来木造住宅では一般的に、側土台・間仕切土台・火打土台の三つが敷かれる。側土台は、平面形外周を構成するものであり、部屋の間仕切を構成するために間仕切り土台が敷かれる。それらの土台の主要な交差部分には、それぞれの辺を土台より小柄の角材で斜めに繋いで火打ち土台とし、歪みを防ぐ。継ぎ手は、主に腰掛かま継ぎや腰掛あり継ぎが用いられる。

土台に使われる木

illust2832.png
illust2832.png

​クリ(栗)・・・国産材の中では最硬、最強で耐水性も高く最も土台に適した木材といえます。地方の「築何百年」といった文化財的な建築物では、土台に栗を使用しているものをみることができます。しかし、現在では用材の確保や価格といった面からあまり市場に流通していないので一般の木造住宅では全くといっていいほどその姿を見ることはなくなりました。

ヒノキ(桧)・・・現在市場に流通している国産材の土台材のうち、アオモリヒバとともに一般に使用されている木材です。特に心材の"アカミ"と呼ばれる部分だけを用いた材は"アカガク"とよばれ、耐久性、耐湿性そして抗菌性と申し分ありません。我国を代表する造林針葉樹ですので用材の確保も容易で加工性に優れ、国産土台用材の代表的な木材です。

アオモリヒバ (青森ヒバ)・・・檜と比べ、土台としての特性は同等、あるいはそれ以上であるのに、知名度が低いためかアオモリヒバを土台にする地域は限られているようです。しかし、耐久性、耐湿性、抗菌性は檜のアカミと同様に申し分なく、しかも住宅の天敵であるシロアリに対しての殺虫成分も含まれているという"土台のなかの土台"ともいえる木材です。青森県特産でしかも天然木ということもあり最近では用材の確保が難しくなってきました。

スギノアカミ(杉の赤身)・・・現在最も市場に流通している杉のアカミと呼ばれる心材だけを使用します。シラタと呼ばれる辺材は湿気のある箇所に使用すると比較的カビにおかされ腐りやすいのですがアカミはそのようなことがありません。しかも価格も安く用材の確保も容易であるのに市場ではあまり土台として評価されていません。

ベイヒバ(米ヒバ)・・・市場での流通経路は整っているためか今日では最も多用されている土台用材のひとつです。我国で輸入されている輸入用材の中では耐久性、耐水性に優れ、国産材のヒバと同じような感覚で土台に使われています。産地である米国では最も耐朽性に優れている木材として取り扱われています。

ヒノキ(桧)・・・現在市場に流通している国産材の土台材のうち、アオモリヒバとともに一般に使用されている木材です。特に心材の"アカミ"と呼ばれる部分だけを用いた材は"アカガク"とよばれ、耐久性、耐湿性そして抗菌性と申し分ありません。我国を代表する造林針葉樹ですので用材の確保も容易で加工性に優れ、国産土台用材の代表的な木材です。

ベイツガ(米栂)・・・米栂そのものは湿気やシロアリに弱い輸入材ですが、その米栂に防腐、防蟻の薬剤を注入し土台としての耐朽性を高めた土台用材をいいます。この項で述べた樹材の中では最も安価です。最近では、その注入してある薬剤の人体に及ぼす影響が問題視され薬剤の改良がなされています。

スライド1.jpg
c8a046683faa8570d333c87a7949fd501_204611
bottom of page